カメスタッフの種類
カメについては爬虫類がお好きな方のほうが詳しいかもしれませんが、
飼育経験上からこれからお迎えする方、お迎えを検討されている方の参考になれば・・・と思います。
ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)
オラキオ
夜店やペットショップにいる500円玉大の緑色の小さなかわいいカメですが、実は外来種のミシシッピアカミミガメが正式名称です。
寿命は20~30年と言われています。
カブト虫を入れる小さなプラスチックケースに入った緑の小さいカメは本当に愛らしいのですが、すぐに黒っぽい色の大きなカメへと成長します。
我が家では数年のうちに5回水槽を大きくし、今は60㎝の水槽に入っています。大きさは尻尾まで入れると25㎝はあります。
水槽には砂利と甲羅干し用の陸と水辺を作ります。
よく食べよく糞もするので夏場は毎日の水槽掃除が不可欠で、さぼっても中一日で交換しないとすぐに濁って臭くなります。
ところが水槽自体が重く簡単に掃除というわけにはいきません。
ろ過機、臭いを抑える餌、砂利、何を試してもムダで、結局毎日の水交換に行きつきました。
女性の方は水槽の工夫が必要です。
夏場の食欲は底なしですが、食を加減し冬眠をさせなければ成長は緩やかになる、との話もありますが我が家では自然のままに適度な食事と冬は冬眠をさせています。
実は数年前、あまりの成長に自然の川で自由に生活したほうがいいんじゃないかと川か池に返そうと考えましたが、ミドリガメが外来種で日本の生態系に影響を及ぼす種であるとそこで始めて知り、やめました。
その時にはすでに飼育放棄されたミドリガメが問題となり始めていて、今現在は駆除も行われており、2020年には外来生物法の特定外来生物に指定することも発表されました。
飼育上一番重要なのは、カメからのサルモネラ菌に感染しないよう、触った後は必ず石鹸と流水で手洗いをしなくてはいけないこと。面倒でも必ずしてください。
カメは手から餌を取ることはしますが特別甘えるようなことはありません。
愛着はどんどん増していきますが小さくてカワイイのは瞬間です。
その後、容姿が異なって労力が必要となる30年に責任を持てるのかよく検討してお迎えされることを望みます。